TRAKTORと音楽ファイル形式の話。
DJとしての活動を開始してから、何だかんだ2年が経ちました。
その中で、DJソフトもパソコンも若干変更したりしました。
パソコンはDELL Latitude E5510からMacBook Pro Retine 13inchへ。
ソフトはTRAKTOR LEからTRAKTOR PRO 2、そしてTRAKTOR SCRATCH PRO 2へ。
そんな中で、ずっと悩まされていたこととして
TRAKTORで解析(アナライズ)した曲がiTunes上ではBPMが1.000下がって反映され、それを再度TRAKTORでデッキにロードすると(ロードする時点のBPM表示は解析時のもの)、途端に1.000下がった数値に変わってしまうことがある
というものがありました。
最初はWindowsからMac OSに変わった事や、TRAKTOR LEで解析した曲が、TRAKTOR PRO 2にアップグレードしたことによる解析性能の違いによりそうなっているのかと思っていたのですが、アップグレード以降新たに解析した曲でも同様の症状が出ました。
ちなみに、この症状が現場でプレイ中に起こり、BPM 84.000の曲をロードしたところ、ロードした途端に83.000となり、テンポフェーダーの数値上は別デッキの曲と合っているのにモニタリングしていてズレが生じる、といったこともありました。
まぁ、これに関しては今になって思えば落ち着いて対処すれば分かった事だとは思うのですが。
そんなわけで色々とインターネット検索をかけたものの、調べ方が悪いのか全くそれらしい話も聞かず、周りのTRAKTORユーザーも特にそんなことはないとのことで、半ば諦めて最近まで全て手打ちで修正し複数回デッキにロードすることでチェックし、どうにか対処しておりました。
そんな中、Twitterで久々にその話題を出したところ1人のフォロワーさんから「自分もなるので解析はSCRATCH LIVEでしている」という話を聞きました。
その後、別の方より「iTunes Storeで購入したAACがたまになる」とも。
僕は学生時代にCOWON MP3 プレーヤーJ3-16G-BKを愛用していたのですが、その際AACで取り込んで転送という習慣になっていたので、そのままCDはAACで取り込んでいました。
また、自分の好きな曲をまとめたCDを焼き、部屋で聞くのが好きだったのですが当時はmp3 CD対応の再生機器を持っておらず、AAC CDなら再生が出来たため自然とそうなっていた部分もあり、今日に至るまでCDを取り込むときはずっとAAC形式でした。
ひとまず原因はAAC形式なのではないかと仮定して簡易的に実験してみました。
同じアルバムをAACとmp3の2形式で取り込み、TRAKTORで解析。
(カーソルの当たっているintro以下がmp3)
手打ちで調整。
TRAKTORを終了し、iTunes上で一度再生し解析結果を反映。
すると同じ曲でもAACの方が1.000低く反映された曲が4曲。
アルバム1枚でしか検証していないので、確証はありませんがAACが原因だったのかもしれないです。
充分に気をつければ済む話なのかもしれませんが、以前のような現場でのリスクと手間を考えるとmp3で取り込むようにした方が良いのかな、と思いました。
今ではCDに焼いて部屋で聞くということも全然しなくなりましたし、特にAACに固執する理由もないわけですし。
何にせよ、自分の使っているソフトや機材のトラブルの原因くらいは自分で検証しておくべきだな、と思いました。
以前のファイルパスの長さが原因で一部の曲がiTunes上で選択出来ない・TRAKTORに反映されなかったことについてもそうですが(過去記事参照)
なかなか同じ例をインターネット検索で見つけることが出来ずに泣き寝入りする事が多く、もう少しインターネットが上手くなりたいものです。
昨日の『あにきゅーぶ!』17期については、後日何か書く事があれば書きます。